2050年までに温室効果ガス排出量を全体としてゼロにすることを目指して、暮らしのなかで推奨される「ゼロカーボンアクション」!高い目標のように感じられますが、簡単なポイントに気をつけるだけで、温室効果ガス削減に大きな効果があります。ポイント30項目をそれぞれご紹介しましょう!
その17【省エネリフォーム窓や壁等の断熱リフォーム】
本格的な冬がやってきました。1日の終わりにゆっくりお風呂に浸かってリラックスタイム、最高です!でも、そんな癒しの時間が命を脅かすことも…この時期に気をつけたい「ヒートショック」をご存知でしょうか?
気温の変化によって血圧が上下し、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすことを「ヒートショック」と言います。なんと、ある年の交通事故死亡者約7000人を、ヒートショック死亡者約14000人が上回ったというデータもあるのです。
特に起こりやすいのが、冬のお風呂タイム。暖房の効いたリビングから脱衣所に移動し、寒さに対応するために上がった血圧が、浴槽に入って身体を温めると急降下しヒートショックが起こります。気をつけたいのは65歳以上の方や高血圧、糖尿病、動脈硬化などの疾患がある方、肥満や不整脈などの診断を受けた方、またお風呂好きの方もその入り方には注意が必要です。
そしてもうひとつ、脱衣所やお風呂が異常に寒いお家は、断熱リフォームを検討してみましょう。断熱性、機密性を向上させることで部屋が温まり、身体への負担を減らすことができます。また、暖房費を抑えることができるのでお財布にも嬉しいですね。
ヒートショックはトイレで起こる場合もあるので、油断できません。お家の断熱性能を見直して、今年の冬も健康に乗り切りましょう!